2019/04/30

自宅を出る前に部屋を見渡した。まだまだモノが多いな、と思った。それなりの労力を使ってモノを捨ててきたつもりだったが、ベッドの下、クローゼットの奥など、未だに全てのモノを視界に含めておくことは叶わない。手にとって味わうことのできる、味わいたいから電子端末に押し込むなく残していたはずの物理的な書籍や楽曲たちにすぐに手を伸ばせない状況にあるのは、非常にもどかしい。集めた品々をみて悦に入るのが収集癖の醍醐味であるのに、その醍醐味を自ら放棄しているのも勿体ない。買っても手の届くところに置くことができないという絶望が生まれてしまった。電子端末もアクセスには手間がかかる。一撃の俯瞰とアクセスには、やはり物理が優れていた。ただ、もうリカバリする経済的な余裕はない。だから、まずはベッドやワークデスクや多段ラックを捨ててしまおうと考えている。無理矢理にでも取り戻す。平成を。